紅の豚次郎「真砂女」の俳句旅

俳人鈴木真砂女の「銀座に生きる」をたずねて

2020-05-09から1日間の記事一覧

浮気の代償①

「羅(うすもの)や人悲します恋をして」 (昭和29年鈴木真砂女) 黄色の薔薇が咲き始めた。その花言葉は「嫉妬」。 久しぶりに会ったS君は、やや元気がなさそうに見えた。いつも快活な男だ。彼は、テーブルに写真を並べた。 「どう思います?」。 一枚の写…