紅の豚次郎「真砂女」の俳句旅

俳人鈴木真砂女の「銀座に生きる」をたずねて

ジオサイト中木へ(1)

 今回の旅のお供は、妻とハーレースポーツスターXL883L(通称パパサン)。これには丸8年乗って無事故。1年前のスピード違反1回のみ。白バイさん捕まえてくれて有り難うございました。愛車の姿をご紹介します。
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 さて行き先は、真砂女さんが幾度となく泊まったという南伊豆中木。
 出過ぎてしまうスピードを気にしながら、快調に国道135号線を南下した。優美な姿の大島、下田港に停泊していた海上保安庁巡視船の雄姿。5月の平日にもかかわらず人通りの多い伊豆急下田駅界隈。
 私達は、まず弓ヶ浜を目指した。
 「白南風やさざ波たてゝ澄める潮」 (昭和30年真砂女)
 梅雨入り前の弓ヶ浜だったが、遠く望む水平線から爽やかな風が吹いてくる。
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 近くの女子高生だろうか、20人くらいで波打ち際を走っていた。真面目に走って行く子と、かたまっておしゃべりしながら走る子たちと。
 手前は足あとがいっぱい。昨日は日曜日だったから、多くの人が訪れたのだろう。
 再び白南風を詠んだ句。 
 「白南風や砂に大きく愛の文字」 (平成7年以降・真砂女)
 俳句を批評できるほどの者ではないが、青春を想い出させるような若々しい句でこちらが何やら照れくさい。
 疲れかけた体を伸ばして、しばしのどかな風景に浸った。