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私が持っているのは、平成10年11月初版の文庫本。
この本は、千葉県房総の名門旅館に生まれスズメとあだ名された幼少時代から、故郷鴨川を出て東京銀座に「卯波」という小料理屋を出し、銀座での生活や旅のことなどを自作の俳句とともに綴った随筆です。
「銀座に生きる」に描かれた銀座を見つけてみよう。そんな気持ちで書き始めましたが、今や、真砂女さんの生きた銀座は激変しました。何もかも。
変わらないもの、ずっと後世に残る真砂女さんの俳句を通じて、変わらない何かを探して行きましょう。「真砂女」の俳句旅です。
真砂女さんは平成15年3月96才の生涯を閉じられましたが、私は真砂女さんの俳句に触れるうちに、きっと幸せな生涯を送られたのだろうという思いを強くしました。
「曼殊沙華もろ手をあげて故郷たり」 (平成7年真砂女)
仁右衛門島の句碑から鴨川グランドホテルと鴨川グランドタワーを望む(中央)